excavate

属性発掘所

D E E P   I N T E R V I E W  /  S A M P L E

深掘りインタビューって、こういうもの。

自分でも気づいていない
“自分の鉱脈”を、掘り当てる。

流行りを追っても、誰でも作れるものにしかならない。本当に強いアイデアは、あなたが当事者として知っている痛み・偏愛の本質・覚悟——他人がコピーできない「Moat(堀)」から生まれます。これは、その“良い深掘り”の手本を、完全な架空の人物で再現したサンプルです。

🛡 これは架空のサンプルです。実在の人物とは一切関係ありません。

S A M P L E 深掘り面談

架空の人物「ユカリさん」を掘る

ユカリ(32歳)/元・小学校教員(5年で退職)→ 在宅のWebデザイナー3年目。ひとり暮らし。

※実際は1問ずつ何往復もかけて掘ります。ここは要点の抜粋。AIが抽象語を具体に落とし、当事者性と“本質”を掘り当てていく様子に注目してください。

AI
まず、いま「アイデアを探したい」と思っているのは、どんな状況やきっかけからですか?
ユカリ
在宅で3年やってて、稼げてはいるけど、なんか虚しくて。自分にしかできない、意味のあるものを作りたいなって。
AI
“意味のあるもの”——いいですね。でも少し抽象的なので、具体に落とさせてください。これまでで「これは意味があった」と心から思えた瞬間を1つ、場面で教えてもらえますか?
ユカリ
……教員時代かな。クラスで浮いてた転校生の子に、最初に気づいて声をかけて、ちょっとずつ居場所ができていったとき。卒業のとき手紙くれたんですよ。
AI
その子に「最初に気づいた」ってさらっと言いましたけど、それ普通じゃないかも。なんでユカリさんは、浮いてる子に最初に気づけたんだと思います?
ユカリ
……あー。たぶん自分がそうだったから。転校5回してて、毎回“馴染めない側”だったので。教室で誰が今しんどいか、空気でわかるんです。
AI
それ、つらかった時期もありました?(話せる範囲で大丈夫です)
ユカリ
ありましたね。給食、ひとりで食べてた時期とか。でも今思えば、あの“見えてた”感覚が、教員になってから一番の武器でした。
AI
話を変えて——逆に、時間を忘れて没頭しちゃうことってあります? どんなに小さいことでも。
ユカリ
……これ言うと変なんですけど、フリマで「他人が使い込んだ中古の手帳」を買って眺めるのが好きで。書き込みとか、シミとか。
AI
全然変じゃないです、むしろ核心かも。なんで“他人の使い込んだ手帳”にそこまで惹かれるんだと思います?
ユカリ
うーん……その人が確かにそこに居た、っていう痕跡? 有名でもなんでもない、名もない人の生活の証拠みたいなのが、なんか、愛おしくて。
AI
いま、すごく大事なことを言いました。教室で「浮いてる子」を見つけること、誰も知らない他人の手帳を愛でること——これ、同じ1本の線でつながってます。あなたは“目立つ人”じゃなく、“静かに消えていきそうな個人”に、誰より早く気づける人だ。
ユカリ
……あ。そうかも。考えたことなかったです。

——ここから、AIが“掘り当てた素材”をもとに提案に入ります。

S A M P L E 提案

掘り当てた素材から、提案へ

0発掘した——本人が言っていなかった属性

(どの発言から導いたかを添えて。「当たってますか?」と確認しながら)

1全体像と一本の軸

ユカリさんは、教員でもデザイナーでもなく、「静かに消えていきそうな個人を、誰より早く見つけて、居場所をつくる人」です。

一本の軸:「目立たない個人を、見つける。」

2Moat(堀)評価

属性希少性なぜコピーされにくいか
“馴染めない側”の当事者性 × 元教員の観察眼最高「浮いてる子が分かる」を、知識でなく身体感覚で持つ。研修では作れない
名もなき個人史への偏愛(非・承認欲求型の美意識)プロダクトの“選定眼”と世界観に直結。同じ感性の作り手は少ない
不登校の親・教育系コミュニティとの接点初期ユーザー検証ができる。机上でない
Webデザイン+少しの実装技術単体は代替可能。ただし当事者性と組むと強い

辛口に言うと、「不登校支援アプリ」も「居場所コミュニティ」も単体ではありきたり。でも、“承認されないことが価値になる場”という切り口が入った瞬間、固有になります。

3プロダクト方向性 3案

★最推奨

「しるし」

誰にも“いいね”されない、見られない前提の記録アプリ。投稿は他人から評価されない。けれどAI(と運営)だけが「最近しんどそう」を静かに察知し、必要な時だけそっと一言届く。

ここが普通のSNSと違う:反応が来ないことが安心になる。“映え”の真逆。承認でなく存在の確認だけを返す。
★意味/ブランド重視

「痕跡(あとあと)」

名もなき個人の“使い込んだ日常の痕跡”を愛でるニッチコミュニティ&マーケット。偏愛のど真ん中。世界観は最強だが収益は小さめ。発信・ブランドの入口に。

★長期で強い

「みつける目」

学校・親向けに“静かに困っている子”の早期察知を支援するB2Bツール。長期では強いが営業が重く、個人開発と相性が悪い。まずA/Bで信頼を作ってから。

43案の比較表

観点A しるしB 痕跡C みつける目
市場規模中〜大小〜中中〜大
Moatの強さ最高
収益化中〜高
すぐ着手最高
競合の少なさ
発信との相性最高最高

推奨:A を本体に、B を世界観/発信の入口にする。

5正直な収益試算 (数字は概算・要検証)

案A「しるし」を、まず不登校の子を持つ家庭の見守りサブスクで見ます。

前提
国内の不登校児童生徒数概ね30万人規模(文科省調査ベース・最新値は要確認)
うちアプリを使う可能性仮に5% = 約15,000世帯
課金率/単価5〜15% / 680〜980円
シナリオ計算月商
控えめ15,000 × 5% × 680円約51万円
現実的15,000 × 10% × 680円約102万円
強気15,000 × 15% × 980円約220万円

辛口評価:B2Cサブスク単体でも月50〜100万は射程。ただし「見守られてる感」を子ども側が嫌がると終わる。“監視でなく、そっと”の設計が成否を分ける。学校・自治体連携で上振れ。

6Japan to Global の角度

“反応が来ないSNS”は世界的な承認疲れ/BeReal的揺り戻しと接続する。コア体験は言語非依存。まず日本で“居場所”の質を作り、「The anti-social network(評価されない安心の場)」として英語圏へ。

7発信戦略(顔出しNG・声/文章OK 前提)

8最有望1案の PRD(「しるし」)

9最初の一歩(今日30分)

note(またはX)に、エピソード0の下書きを書く。
「“いいね”が来ないSNSを作ります。教室で浮いてた子に最初に気づける人間だったので、“気づかれないけど消えたくない”人のための、静かな居場所を。」
コードより先に、物語を外に出せるかが最初の分岐。

自分で体験する

上はあくまで架空のサンプル。本番は、あなた自身が掘られることです。下のプロンプトを、お使いのAIの新しいチャットの最初のメッセージに貼ってください。

① プロンプトをコピーして貼る(無料・どのAIでも)
ChatGPT / Claude / Gemini などで動きます。コツは「要点をまとめて貼らない」こと。1問ずつ、思い出すまま、断片的に答えるほど深く掘れます。
▼ 深掘りインタビュー開始プロンプト

※ このサンプルもプロンプトも、あなたの入力を外部に送信しません(コピーして各AIに貼る方式です)。深掘りの会話は、あなたとそのAIの間だけで行われます。